流動化処理土の製造管理

掘削土を原料とする流動化処理土は、掘削土の土粒子構成によって要求強度に対してのセメント量やスランプフロー値が異なるため、事前の試験練りによって配合の確認が必要です。
スランプフロー値をほぼ一定とすると原料土の細粒分が多いと水量は多くなり、細粒分が少ないと水量は少なくなります。また、掘削土の粒度構成・含水率は一定ではないので、スランプフロー値を参考にして土量・水量の配合を下記配合表により変化させ適正スランプフロー値になるよう管理します。原料土の変化に対応するため流動化処理土の製造装置はバッチ式となります。

流動化処理土の構成

原料土の細粒分とスランプフローの関係
一定のスランプフリローを得る場合細粒分が多いと添加水は多くなります

配合表

1㎥当たりのセメント添加量、原土の含水率を測定し配合表に入力すると水/(セメント+土)「水セメント土比)」の数値が表示されます。原土の粒度分布で配合が変化するので2~3ℓ配合で仮り練り試験を行い適正なスランプフロー値になる配合を設定します。

流動化処理土配合表

セメント添加量=100kg

件:土砂の真比重=2.65 
土砂含水率=28.8
セメントの真比重=3.01

表をクリックすれば拡大されます。

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容量 2㍑

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