流動化処理土製造装置
TMP TOMOHIRO MIXING PLANT

ロングベルコンシステム(骨材粒径40ミリアンダー)
所定の配合重量の土砂と所定配合のセメントミルクを撹拌製造します。 

掘削(現場発生土をリサイクル

流動化処理土の特長

掘削土の有効利用ができます。

流動性が高く狭隘な場所の充填、埋め戻しが容易にできます。

埋め戻し材としての強度を任意に調整できます。

埋め戻し作業の作業性に優れ、工期の短縮・人員の削減ができます。

硬化後の高い止水性が得られます。 

流動化処理土製造装置の特長

バッチ式製造のため配合変更が容易です。

粘性土に含まれる粗礫分の除去が容易です。サイジングマシン搭載

強制二軸ミキサーを搭載し強制攪拌ができます。

粘性土をスラリーポンプインペラーにて剪断攪拌できます。

各部がユニット化されており組立解体が容易です。

製造能力15〜50㎥/hまでラインナップが豊富です。

全自動運転が可能です。

流動化処理土 現地プラント施工実績表

工期   工事名称 元請業者 施工会社 数量(㎥) 要求強度
2014年 9月~
2015年 7月
東京外環自動車道外環堀之内函渠その5工事 鹿島建設株式会社 (株)ティ・アイ・シー 27,000 500kN/㎡以上
2015年12月~
2018年 6月
東京外環自動車道市川中工事 鹿島・大林・鉄拳JV
高谷プラント
(株)ティ・アイ・シー 90,000 300kN/㎡以上
2017年 4月~
2017年12月
東京外環自動車道市川中工事 鹿島・大林・鉄拳JV
行徳プラント
(株)ティ・アイ・シー 30,000 300kN/㎡以上
2016年 8月~
2017年10月
東京外環自動車道田尻工事 大成・戸田・大豊特定
建設工事
共同企業体
三重建設株式会社 35,422 開削工区
300kN/㎡以上
非開削工区
2000kN/㎡以上
2018年10月~
2019年 2月
小柴貯油施設跡地公園地下式大型タンク埋戻し工事(その1) 馬淵建設株式会社 三重建設株式会社 32,950 400kN/㎡以上
2019年 1月~
2020年 9月
KK7号原子炉格納容器フイルタベント設備に伴う液状化対策工事他3件 鹿島建設株式会社 (株)ティ・アイ・シー 30,000 8Mpa、10Mpa
2019年 8月~
2020年 5月
KK7号機大物搬入建屋耐震強化地盤改良工事 清水建設株式会社 (株)ティ・アイ・シー 11,173 8Mpa
2019年10月~
2020年 3月
小柴貯油施設跡地公園地下式大型タンク埋戻し工事(その2) 大豊建設株式会社 三重建材株式会社 53,958 400kN/㎡以上
2020年 6月~
2020年 7月
予備変圧器取替に伴う基礎新設工事 五洋建設株式会社 (株)ティ・アイ・シー 144 8Mpa
2020年 7月~
2020年 8月
茨城幹線那珂川下流シールド工 大成建設株式会社 三重建材株式会社 6,400 0.16~0.5N/㎟
2020年 7月~
2020年 8月
KK6号機軽油タンク基礎液状化対策工事他3件 西松福田JV (株)ティ・アイ・シー 1,240 3Mpa
2020年 8月~
2020年12月
KK7号機代替PCVフィルタベント設備設置工事 清水建設株式会社 (株)ティ・アイ・シー 3,572 5Mpa
2020年 9月~
2020年 5月
KK7原子炉格納器フィルタベント設備に伴う液状化対策工事他3件 鹿島阿部JV (株)ティ・アイ・シー 2,323 8Mpa、10Mpa
2020年 9月~
2020年10月
KK-6/7放射性物質吸着材設置集水桝等改造工事並びに同関連除却工事 大成建設株式会社 (株)ティ・アイ・シー 124 5Mpa
2020年 9月~
2020年12月
5号炉東側第二保管場所竜巻対策工事 植木組 (株)ティ・アイ・シー 1,572 5Mpa
2020年 9月~
継続中
東海第二発電所防潮堤(放水路エリア区間)設置他工事のうち排泥処理他工事 鹿島建設株式会社 (株)ティ・アイ・シー 49,400 1.5N/㎟他
2020年10月~
2021年 6月
KK6号機大物搬入建屋耐震強化工事および同関連除却工事 鹿島建設株式会社 (株)ティ・アイ・シー 7,038 8Mpa、10Mpa
2020年12月~
2021年 4月
小柴貯油施設跡地公園地下式大型タンク埋戻し工事(その3) 西松建設株式会社 三重建材株式会社 53,958 400kN/㎡以上
2021年 6月~
2021年 8月
沼津大手町3丁目プロジェクト 三井住友建設株式会社 (株)ティ・アイ・シー 5,219 450kN/㎡以上
2022年 2月~
2022年 3月
令和2年度42号大泊地区道路建設工事 中村建設株式会社 三重建材株式会社 1,400 300kN/㎡以上
2022年11月~
2023年 1月
美浦トレーニング・センター厩舎改築(第3期)工事 株式会社安藤ハザマ (株)ティ・アイ・シー 6,924 300kN/㎡以上
2023年 2月~
2023年 4月
富山西総合病院増築工事 清水建設株式会社 (株)ティ・アイ・シー 2,260 1050kN/㎡以上
2022年11月~
2023年 7月
小柴自然公園3期エリアほかの基盤整備 大豊建設株式会社 三重建材株式会社 30,525 400kN/㎡以上
合計 482,602

流動化処理土製造フロー

原土調整

礫・粘土をスムーズに分離

ロードセルで原土重量計測

原土をミキサーに供給
[セメントミルク供給]

強制撹拌

トラックミキサー積込

打 設

ロングベルコンタイプ配置例

図をクリックすれば拡大されます。

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流動化処理土の製造管理

掘削土を原料とする流動化処理土は、掘削土の土粒子構成によって要求強度に対してのセメント量やスランプフロー値が異なるため、事前の試験練りによって配合の確認が必要です。
スランプフロー値をほぼ一定とすると原料土の細粒分が多いと水量は多くなり、細粒分が少ないと水量は少なくなります。また、掘削土の粒度構成・含水率は一定ではないので、スランプフロー値を参考にして土量・水量の配合を下記配合表により変化させ適正スランプフロー値になるよう管理します。原料土の変化に対応するため流動化処理土の製造装置はバッチ式となります。

流動化処理土の構成

原料土の細粒分とスランプフローの関係
一定のスランプフリローを得る場合細粒分が多いと添加水は多くなります

配合表

1㎥当たりのセメント添加量、原土の含水率を測定し配合表に入力すると水/(セメント+土)「水セメント土比)」の数値が表示されます。原土の粒度分布で配合が変化するので2~3ℓ配合で仮り練り試験を行い適正なスランプフロー値になる配合を設定します。

流動化処理土配合表

セメント添加量=100kg

件:土砂の真比重=2.65 
土砂含水率=28.8
セメントの真比重=3.01

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容量 2㍑

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流動化処理土の品質管理

流動化処理土は使用目的によって品質管理基準が定められ下記項目により品質管理を行います。

強度

①一軸圧縮強度試験

流動性(ワーカビリティー)

②スランプフロー試験

ブリージング率(材料分離)

③ブリージング率試験

比重(試験練りとの比較)

④比重測定器

❶一軸圧縮強度

一軸圧縮強度試験機
供試体
α7.α28
各3本採取します

❷スランプフロー

スランプフロー試験
工種によって要求スランプフローは異なります

❸ブリージング率

ブリージング試験
一般埋戻3%未満
重要構造物1%未満

❹流動化処理土比重

比重測定

解泥土製造プラント (動画)

ロングベルコンシステム [再生時間6分21秒]

原土解泥(解泥システム)[再生時間2分41秒]

強制2軸ミキサー撹拌 [再生時間23秒]

流動化処理土製造プラント
TMP TOMOHIRO MIXING PLANT

解泥システム(礫粒径13㎜アンダー)※振動スクリーン網目で調整できます。所穴配合の土砂と水を撹拌解

固定プラント

全景

解泥ユニット

配置図

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フロー図

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土砂解泥分級設備